2002年に、従来の看護婦の呼称から「看護師」に改められましたが、病院では、ついつい「看護婦さん、これお願いします」と、何かにつけてこう呼びがちで、「看護師さん」には、どうしても馴染めないようです。
男女雇用機会均等法の施行や女性の働く環境の整備と同時に、男性も看護の世界に飛び込む人が増え、女性が看護婦、男性は看護士として、呼称を区別することで職業差別や男女差別につながる恐れがある。だから、医“師”との架け橋となる「看護“師”」に統一した。というのが、厚生労働省や日本医師会の見解です。
NHKの名物アナウンサーで、熊本や青森で町おこしに取り組む鈴木健二さんが、著書「ありがとう物語」の中でこう指摘しています。「看護婦さんは、女性が本質的に持っている優しさや、小さきもの弱きものに対するいたわりの心など、女性そのものが表現される天職と考える。男性は看護士でいい。小学生の女の子の多くが、『大きくなったら看護婦に』と答えるが、男の子には全くいないのが、この実態を物語っている」と。
京都でも薬師山病院や日本バプテスト病院といった終末医療施設(ホスピス)があります。看護師さんやスタッフに取材をする度に、彼らが、よくこれだけ他人のために献身的になれるものと心打たれます。「積極的な治療は施さない」が原則で、ということは、どう死に対するかを治療の基本としていることになります。
患者・家族の声に何時間でも耳を傾け、痛みとの闘いに共にあり、安らかな死を見つめ合う。ついには患者の悩みを思い続けるあまり、患者と同一化してしまって自殺まで考え、患者から引き剥がすのに苦労される、看護部長の訴えもありました。看護師になる人には身近な人に看護の仕事に就いておられるケースが多いそうです。「看護婦さん、本当にありがとう」
2006年08月30日
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Excerpt: 昔からの呼び名が、変わるものがあります。汽車⇒電車、なんかはモノ自体が変わったか
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